高位脛骨骨切り術 - 退院後膝の水を抜くこと3回目
2020年5月下旬に『高位脛骨骨切り術』を受けて、術後4カ月と10日ほどが過ぎました。
通院の日
退院してからは2週間ごとに定期的に整形外科に通院しています。一昨日はその通院の日でした。
外来で受付を済ませると、診察の前にレントゲン検査に呼ばれました。レントゲン検査は4週に1回の割合で行います。今回もいつの模様に、膝を曲げたとき、膝を伸ばした時、横向になって2枚の計4枚のレントゲンを撮ります。手順は慣れたもので、すぐに終了です。
診察でレントゲンの結果を見ると、人工骨の半分程度がもやもやした感じに写っていました。全体がくっつくまではまだまだかかりそうです。ちなみに人工骨が吸収されて自分の骨になるのに3〜5年かかるということです。
レントゲンの結果を見た担当医からは、「アクセラス(超音波骨折治療器)はもう必要ないので、返却して大丈夫です。」と告げられました。まだまだアクセラスの治療は続くのかと思っていましたが、これで毎晩の20分間のアクセラス拘束から抜け出せます。アクセラスの位置を示す膝のXマークが消えないように、マジックで印をつける日々も終了です。
膝の水を抜く
気になることが一つありました。前回の通院では膝に溜まっていた水を抜いて、炎症止めのステロイド剤(デキサート)を注射しましたが、その後2~3日するとまた膝が腫れて苦しくなってきていました。
特に激しい運動をしたわけでもなく、膝を酷使したつもりはないので原因がわかりません。しいて言えば、通勤の時、速足になったり小走りになったりしたくらいでしょうか。前々回担当医から「軽めのジョギングなら良いでしょう」との許しがありましたが、とても走ることはできませんでした。
今回もやはり膝に水が溜まっていたので、20cc程度の水を抜いて炎症止めのステロイド剤(今回は、ケナコルト−A)を注射しました。抜いた水の色は透明の黄色で浮遊物はありません。
退院してから膝の水を抜いたのは、今回で3回目になります。
筋トレなどの運動も必要なので、しばらくは炎症が起こって膝に水が溜まることが続くかもしれません。
リハビリ
診察の後は、リハビリです。理学療法士さんとは、1カ月ぶりの再会です。
理学療法士さんは膝の具合を見ながら、いつも的確な指導をしてくれます。
まずは片足立で膝の曲げ伸ばしをして、左右の違いを見ます。筋トレについては私がジムでやっている種目を実際にやってみて、その後動きを修正してもらうのですが、ちょっとした体の傾きで筋肉にかかる負荷が全く変わってきます。
足の筋トレは5種目です。
スクワット
膝の痛みが出ない程度に行います。10回2セット。
理学療法士さんのアドバイス → セット数を増やしてください。
ランジ
足を前後に開き、上体をまっすぐ起こしたまま両膝を90度曲げ、30秒動きを止めます。
理学療法士さんのアドバイス → 前足をほんの少しだけ前に傾けると前足の太ももに負荷がかかりやすくなります。
太ももの前の筋トレ
膝の下にタオルを敷き、膝を伸ばして足首を浮かすようにします。
理学療法士さんのアドバイス → 足首にウエイトを置きますが重量制限は特にありません。
お尻の筋トレA
足を伸ばして横向きに寝て、上の足を持ち上げます。10回2セット。
理学療法士さんのアドバイス → セット数を増やしてください。
お尻の筋トレB
足を90度曲げて横向きに寝て、踵はつけたまま上の足の膝をあげていきます。10回2セット。
理学療法士さんのアドバイス → セット数を増やしてください。お尻の筋トレAとBでは、効く箇所が違ってきます。
膝に水が溜まる原因として、筋力低下があるかもしれないので、次回は筋力の計測を行うことになりました。