高位脛骨骨切り術 - 発症から手術まで(その1)
膝の痛みを感じてから、クリニックで『変形性膝関節症』と診断され、『高位脛骨骨切り術』の手術を決めるまでの経緯(その1)です。
今回は、2018年12月~2019年4月の状況です。
発症(2018年12月下旬)
膝に痛みを感じ始めたのは、2018年12月下旬のことです。
12月初旬にフルマラソンを走りましたが、ここ5年間でのベストタイムで、その時はとても順調でした。
その後はいつも通りにランニングを再開していましたが、ある日、左膝に違和感を覚え、それが日を追うごとに痛みに変わっていきました。
ランニングの後にストレッチやアイシングをすると痛みは治まるのですが、次第にそれでも痛みが治まらない日が増えてきました。
スピードを上げて走ることができなくなり、ようやく覚悟を決めて病院に行くことにしました。
クリニックでの治療(2019年1月~2月)
2019年1月初旬、スポーツドクターがいる整形外科クリニックを受診しました。
スポーツを続けながら治療を行うことを重視しているということで、走りたい私にとっては最適なクリニックです。
初診では、エコーで膝を検査し、とりあえず患部にシップをしてしばらく様子を見ましょう、ということになりました。湿布薬は、「ロキソプロフェンNaテープ」です。
2週間ごとに病院に行って、14日分のシップを処方してもらっていました。
この頃は、ランニング後にシップをすると痛みは少し治まる感じでした。
クリニックでの治療(2019年3月~4月)
ランニングで10Km以上は走らないようにしていましたが、走るたびに膝がはれぼったく重苦しい感じになってきました。膝を深く曲げるのが辛く、階段を降りるときにも痛みが出るようになりました。
俗にいう「膝に水が溜まっている」状態になり、水を抜き、同時にヒアルロン酸の関節注射をしました。
先生がエコーを見ながら位置を決めて、膝に針を刺します。
水を抜いている間は少し苦しい感じがしましたが、痛みはさほどありませんでした。
水を抜き終わると針はそのままで、ヒアルロン酸の注射をします。
抜いた水色は40ccほどの量でした。黄色く透明で、液体の中に白っぽい浮遊物が混じっていました。この浮遊物が炎症の原因のようです。
水を抜いてヒアルロン酸の注射をすると2~3日は痛みが治まりますが、炎症が治まらないとまた水が溜まります。
この頃は、水を抜いて症状が少し改善しては走り、走ると水が溜まり・・の繰り返しでした。この期間で、4回ほど水を抜きました。
なかなか炎症が治まらないので、膝の詳しい状態を確認するため、MRIの検査を勧められました。
検査の結果・・・、『変形性膝関節症』の診断でした。