やっぱり、走るのが好き!

『変形性膝関節症』って何?『高位脛骨骨切り術』って何? 膝の痛みに“おさらば”して、再び走ることを目指す“シニアランナー”のブログです。同じお悩みをお持ちの方の参考になればうれしいです。

高位脛骨骨切り術 - 発症から手術まで(その2)

膝の痛みを感じてから、クリニックで『変形性膝関節症』と診断され、『高位脛骨骨切り術』の手術を決めるまでの経緯(その2)です。

今回は、「膝の水を抜きましょう」と医師に勧められた・・・、です。

 

「膝の水を抜くとクセになる」はある意味“都市伝説”!?

 膝に水が溜まると、膝がはれぼったく重苦しい感じになったり、膝を深く曲げるのが辛くなったりします。次第に階段の昇り降りでも痛みが出るようになります。

このような痛みがある場合は、早めに整形外科を受診することをお勧めします。

 

私の場合は、歩くだけであれば痛みはなく、ランニング後に痛みが出ていました。

ランニングを休んで痛みがなくなったらまた走る、ということを繰り返していたので、しだいに膝の炎症が悪化して膝に水が溜まってしまったようです。

「膝の水を抜きましょう」と医師に勧められたとき、最初は私も少し躊躇しました。

ただ、水を抜くと楽になりますし、抜いた水の色や量などによって、ある程度炎症の原因がわかるそうです。

<水の色の違い>

黄色で透明     → 半月板損傷・軟骨損傷・変形性関節症など

黄色で濁りがある  → 関節リウマチ、痛風・偽痛風など

白く濁りがある   → 感染・化膿性関節炎など

血液        → 半月板損傷、靭帯損傷、関節包損傷など

油の混じった血液  → 関節内骨折など

 

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「膝の水を抜くとクセになる」とよく言われますが、実際は、もともとの原因が改善されず炎症が治まらないと、何度も水が溜まるということらしいです。

もし「膝の水を抜きましょう」と医師に勧められたら、「水が溜まった原因を予測する検査」と思うと良いかもしれません。原因によって治療の内容も変わってきますしね。

 

私の場合は、『変形性膝関節症』と診断され、1年間リハビリを続けましたが、のちに『関節鏡視下手術』『高位脛骨骨切り術』の手術を受けることになりました。

 

『変形性膝関節症』にならないために、また手術を避けるために予防できることがあります。

膝に痛みがあったら、症状が軽いうちに、(できれば膝専門の)整形外科で診断をしてもらうことをお勧めします。