モンゴルの草原を走った2015年の夏(前編)
2015年の夏
2015年の「モンゴル国際草原マラソン大会」で、私はハーフ(約21km)を走ってきました。
その時のことを思い出しつつ、綴ってみたいと思います。
「モンゴル国際草原マラソン大会」はその名の通り、草原の中を走るマラソン大会です。健康ならだれでも参加可能で、日本人とモンゴル人が多く参加しています。
種目は、ハーフ、10km、5km、3kmがありますが、距離は正確ではなくアバウトなのだそうです。そして、ハーフの優勝者には「馬一頭」、外国人1位には「羊一頭」の賞品が贈られます。距離にしても賞品にしても、日本国内では考えられない「ちょっと何言っているのかわからない」状態です。
「モンゴル国際草原マラソン大会」は3泊4日で、いわゆる弾丸ツアーに近いものがあります。
1日目:東京(成田)→モンゴル(ウランバートル)
2日目:市内の一般家庭を訪問、観光
4日目:モンゴル(ウランバートル)→東京(成田)
同じツアーには私も含めて5名が参加しました。
旅行代金は、22~23万円くらいだったと思います。
1日目:出国
14:40成田発のMIATモンゴル航空にて、ウランバートルへ向かいます。4時間半のフライトでチンギスハーン国際空港に到着しました。意外に近い感じがします。日本とモンゴルの時差は1時間(モンゴルが1時間遅い)ですが、当時はモンゴルにサマータイムがあったので、日本とモンゴルの時差はありませんでした。なので、時差ボケもありません。
空港の建物を出ると、日本語が話せる現地のガイドさんとタクシードライバーさんがお迎えしてくれました。
ワゴン車のタクシーで、ホテルへ向かいます。ホテルは、日系のフラワーホテルで大浴場もあります。
ホテルに着くと、他のツアー参加者と共に遅い夕食をとりました。22時近かったと思いますが、コースディナーのようなしっかりした食事で、食べきれないほどでした。
部屋はツアーで一緒になった方と相部屋で、シャワー付きの広い部屋です。
2日目:市内観光
午前中は、ウランバートル市内にあるガイドさんの家庭を訪問しました。訪問した家では部屋の中を見せていただいたり、モンゴルの家庭料理をご馳走になったりしました。
①バンタン:羊肉と小麦粉の塩味のスープ。
②ボーズ:羊肉、玉ネギ、塩などで作るシュウマイのような蒸し料理。旧正月にたくさん作るのだそうです。
③ボールツォグ:小麦粉をねって油で揚げたもの。
④アーロール:乾燥チーズ。
ご馳走になった中でも「ボーズ」は特に美味でした。
短い時間でしたが、モンゴル人の暮らしにちょっとだけ触れることができました。
午後は、最初に郵便局に立ち寄りました。局内はとても広くて、たくさんの絵はがきと切手が並んで売られています。ここで切手とはがきを購入して自宅宛てに送りました。とても良い記念になります。
続いて、デパートでお土産探しです。キーホルダーなどお手頃のものがたくさんあります。そのほかにも食料品や日用品を見てまわってウインドウショッピングを楽しむことができました。
そして、民族音楽のコンサート鑑賞です。低い声と甲高い声の2つの音を同時に発声する「ホーミー」というモンゴルの伝統的な歌声がすばらしく、とても感動しました。
その後は、チンギスハーン広場を見学して、近くのレストランで夕食をとりました。
そして、ホテルへ戻ります。夜の9時30分を過ぎているというのに、ホテルから見るモンゴルはまだ明るく、夕焼けがとてもきれいでした。
明日はいよいよマラソン大会です。
(後編へ続く)