やっぱり、走るのが好き!

『変形性膝関節症』って何?『高位脛骨骨切り術』って何? 膝の痛みに“おさらば”して、再び走ることを目指す“シニアランナー”のブログです。同じお悩みをお持ちの方の参考になればうれしいです。

1999年サンアントニオマラソンの旅(その6)-マラソン大会の後編

20年前のマラソン旅行、今回は「マラソン大会の後編」です。

ハーフ地点が近づいてきました。 

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ラソンコース

20km~24km

ブラッケンリッジパークの中を走ります。ブラッケンリッジパークは343エーカーもある広大な公園です。343エーカーと言われても想像がつかないので、わかりやすく東京ドームを基準に計算してみました。東京ドームは約11.5エーカーなので、東京ドームの約30倍になります。ん~、やっぱり想像できません。

公園内にはサンアントニオ川も流れていて遊歩道もあり、自然を満喫できます。また、動物園や博物館、日本式の茶園、円形劇場、野球場などもあり、いろいろと楽しめます。

道路の両脇には比較的背の高い木々が並んでいます。この付近のコースマップにはWildernessと記載されています。手つかずの自然ということでしょうか。

気持ちの良い緑のなかを抜けると、もうハーフ地点です。リレーマラソンは選手交代です。そしてまたしばらく緑の中を走り、サンアントニオ動物園前の円形交差点で折り返しです。 

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 テキサスの道路

25km~35km

ブラッケンリッジパークを抜けて、ノースセントメアリーズストリートを南下します。郊外の住宅地から街の中心部に近づくにつれて、しだいに建物の数が増えてきます。

再びスタート地点近くに戻ってきて、トラビス パーク近くを通り、受付け会場だったヒストリック・マーケット・スクエアのそばを走り抜け、30km地点となるコンベンションセンター(展示会議場)の脇を走ります。

街の中心部になると沿道の応援も増えてきて、気持ちものってきます。

川にかかる橋を何度か渡り、ブラッケンリッジ高校がある通りに沿って走ります。

 

35km~38km

ミッションロードに入り、さらに南下します。

35km過ぎ、暑さのせいかふくらはぎがつりそうになりました。道路わきでストレッチをしていると、追い抜いていくランナーに「大丈夫?(英語で)」と声を掛けられ、沿道からは“I Love Green. ”という声が聞こえました。私が黄緑色のランニングシャツを着ていたので、そう言って応援してくれたのです。手を挙げてみんなの声援にこたえ何とか走り出しましたが、このあたりが一番きつかったところです。

その後、サン・アントニオ・ミッションズ国立歴史公園に入り、コンセプシオン伝道所(ミッションコンセプシオン)近くで折り返します。コンセプシオン伝道所は、キリスト教伝道所として建設された古い石造りの教会です。アラモの砦と同じく、この伝道所のすぐ近くでもテキサス独立戦争の1つ、コンセプシオンの戦いがありました。戦いの歴史はどこの国においても辛いものです。

ちなみに、サン・アントニオ・ミッションズ国立歴史公園には4つの伝道所があり、この公園とアラモ伝道所は2015年にUNESCOの世界遺産に登録されています。

 

38km~FINISH

ミッションロードからサウスセントメアリーズストリートに抜け、ラッケンリッジ高校近くに戻ってくると、遠くに「米州の塔(Tower of the Americas)」が見えてきます。米州の塔はゴール地点のアラモドーム近くに建っている、サンアントニオで最も高い建物です。40km地点を過ぎると「米州の塔」もだいぶ大きく見えてきます。

「米州の塔」を目標にサウスアラモストリートに入り、再度、コンベンションセンター(展示会議場)の周りを走ります。アラモドームに続くアラモドームペデストリアンブリッジに入るとゴールはもう目前です。

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最後の登り坂

最後の登り坂で、正面に妹と子供たちが手を振っているのが見え、思わず笑顔になります。その笑顔のまま、気持ちよくゴールすることができました。

サンアントニオラソン大会は、テキサスの歴史とテキサスの雰囲気を存分に感じられる大会でした。 

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テキサス州の形をした完走メダル

現在の大会

サンアントニオラソンは、2008年以降はロックンロール・マラソンシリーズに加わり、サンアントニオロックンロールマラソンとなっています。

ロックンロール・マラソンシリーズは、米国を中心に世界7カ国、30都市以上で開催されていて、複数の大会に参加すると、限定版のメダルも獲得できるようです。開催地によってユニークなメダルもあるので、コロナ渦がおさまったら、マラソンシリーズを走ってたくさんメダルを集めたいと思っています。

それまでに膝を完全な状態にして、マラソン復活に向けての練習をしないといけないですね。

 

おしまい。