やっぱり、走るのが好き!

『変形性膝関節症』って何?『高位脛骨骨切り術』って何? 膝の痛みに“おさらば”して、再び走ることを目指す“シニアランナー”のブログです。同じお悩みをお持ちの方の参考になればうれしいです。

松葉杖で歩くのは思ったより大変でした

松葉杖のお世話になったことはありますか?

私が松葉杖のお世話になったのは、今までの人生の中で3回あります。

初めて松葉杖のお世話になったのは、30年以上前になります。

2回目にお世話になったのは、今から7年前の2013年です。

3回目は、このブログに綴っていますが、変形性膝関節症で高位脛骨骨切り術を受けたため、治療過程で松葉杖のお世話になりました。

 

1回目:若かりし頃

初めて松葉杖のお世話になったのは30年以上前で、左膝の内側側副靭帯を断裂して縫合手術を受け、1カ月半入院した時です。昔は靭帯断裂の場合は、縫合手術をしていました。

ギプスは足首から太ももの上まであり、1カ月間膝は曲げることができず、ずっと足を伸ばした状態でした。その後2週間は、ギプスを半分に切って、下側だけあてて包帯を巻いて固定していました。これは、ギプスを外してリハビリを行えるようにするためです。

リハビリが始まると車椅子から松葉杖に変わります。かなり昔のことなのであまり覚えていませんが、若い頃なので筋力もあり、松葉杖を使うにもそれほど苦労は無かったように思います。

 

2回目:2013.2.24東京マラソンのとき

2013年開催の東京マラソンにようやく当選し、張り切って練習に励んでいた頃です。昂る気持ちも日ごとに増してきていた2月、忘れもしない東京マラソンの10日前、ちょうどバレンタインデーの日に、私は階段から落ちて右足に怪我をしてしまいました。

翌日、近くの整形外科クリニックに行くと右足の腓骨と外果骨折(すねとくるぶしの骨折)と告げられました。幸い手術の必要はなく、3週間のギプス固定となり、松葉杖を借りて帰宅しました。

 

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2013.2.15 ギプス

 

 当然走ることはできず、やっとのことで当選した東京マラソン参加は泣く泣く諦めました。

その東京マラソンには友人がボランティアとして参加することになっていて、二人一緒にJR&ホテルのツアーを予約していました。キャンセルすることも考えましたが、せっかくなので観光だけでもと思い、無謀にも松葉杖で東京まで行ってきました。

その時はまだ片足に荷重をかけることができない状態だったので、移動にはかなり苦労しました。特に駅の中は階段を避けてエレベーターを利用するのですが、エレベーターの位置がホームの端にあるとそこまで移動するだけで疲れてしまいます。階段だと最短距離で行けるのに、エレベーターを使うとかなり遠回りになってしまうことがよくありました。

 

3回目:変形性膝関節症で高位脛骨骨切り術を受けて

手術後15日目で体重の1/3の荷重、手術後22日目で1/2の荷重、手術後28日目で全荷重をかけて、松葉杖で歩く練習をしました。退院後は、全荷重で片松葉杖だったので、電車通勤も何とか乗り越えることができました。

 

松葉杖の疑問

松葉杖を使っていたときに「松葉杖で雨の日はどうするの?」とよく聞かれました。

濡れたところは滑りやすく松葉杖で歩くのは危険なので、できれば外出は控えたほうが良いと思います。どうしても外出する場合、両松葉杖では傘は使えないのでレインコートやカッパを利用します。ギプスは、ごみ袋でカバーします。専用の「ギプスカバー」も楽天やアマゾンなどで購入できるようです。

 雨の日でなくても、片足に荷重をかけることができない状態で、松葉杖を使って歩くのはかなり大変です。電車やバスに松葉杖で乗っていると、不安定でとても疲れます。そして、普段使わない筋肉を使うので、筋肉痛になります。

幸いにも一度も松葉杖を使ったことのない方は、何かにつかまって片足だけで移動したり、電車の中で片足立ちして乗ってみたりすると、この大変さを感じていただけるかもしれません。

 

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