骨折後1年8カ月で“ちばアクアラインマラソン2014”
今からちょうど6年前の2014年10月、ちばアクアラインマラソンのフルマラソンを走りました。右足を骨折してから1年8カ月たった頃です。
ちばアクアラインマラソン
アクアラインマラソンは2012年に開催後、2014年で2度目の開催となります。そして今回は、フルマラソンに加えて、ハーフマラソンも同時開催となりました。参加定員は、フルが13000人、ハーフが4000人です。
コースは、木更津の潮浜公園をスタートして、8km付近の木更津金田ICからアクアラインに入り、海ほたるPAで折り返します。アクアライン出口付近で19kmになります。その後、ハーフは三井アウトレットパーク木更津でゴール、フルは袖ケ浦市役所、袖ケ浦公園、ほたる野、清見台を通過し、フィニッシュの木更津市役所を目指します。アクアラインで2回、後半の35kmと38km付近に急な上り坂がある少し厳しいコースです。
スタート前
フルとハーフが同時スタートなので、スタート地点はかなり混雑しています。Aブロックから速いランナー順に並びます。私はKブロックです。予想タイムは5時間と書いたような気がしますが、それにしてもKブロックとはかなり後方です。
見上げると、雲ひとつない青空です。アクアラインを走ることを考えるとわくわくします。
10時にスタートの合図が鳴りました。スタートの合図が鳴ってもしばらくは動く気配がありません。やっと進みだして、スタートラインを通過した時は20分が過ぎていました。フルマラソンの制限時間は6時間なのですが、後方に並ぶ遅いランナーほどこの20分のロスはかなり大きくタイムにひびきます。
レース
スタートしてからしばらくはゆっくりペースです。混雑していて追い抜くこともできません。仕方なく木更津港の景色を眺めながら、前のランナーのペースに合わせて走ります。
少しするとペースセッターの後ろ姿が見えて気ました。なんと5時間50分!
そして左には「速度落せ」の標識が。いやいやこれ以上速度は落とせません。後半の落ち込みを考えると制限時間ギリギリになりそうです。関門を無事通過できるのか心配になってきます。それにしてもペースが遅すぎる。けど抜けない・・。
アクアラインの入り口が見えてきます。8km付近でもこの混雑。タイムは11時20分で、関門閉鎖10分前。ゴールの予想タイムは、やはり制限時間ギリギリになりそうです。
上り坂を上り終えると木更津金田ICです。電光掲示板には「ようこそちばへ ちばを走ろう ~アクアラインの風にのって」と表示されています。料金所を自分の足で走って通過するのは初めてです。ここで記念写真を撮っているランナーもちらほらいます。
アクアラインに入って目の前に広がるのは、青い空と青い海。しばらくはこの美しい景色を堪能しながら走ります。気温が上がってきましたが、時よりそよぐ風が心地よく感じられます。
反対車線にはすでに折り返してきたランナーもたくさん見えます。
海ほたるの手前にかなりきつい坂があり、そこを超えると海ほたるが見えてきます。
海ほたるが見え、コースも下り坂になってペースが上がってきます。
給水も日陰もないアクアラインの道路上では、熱中症に注意です。海ほたるPAで十分に給水をして折り返します。
今度は千葉県側に向かって走ります。反対車線にはもうランナーはいません。
その後、木更津金田ICを出てアクアラインとはお別れです。あとは市街地を走ります。
20km付近でハーフのランナーと分岐します。ハーフのランナーはゴールの三井アウトレットパークへ向かいます。
周りのランナーが少なくなり走りやすくなるかと思いましたが、道幅が狭くなってかえって走りにくくなった感じがしました。相変わらず混雑状態は続きます。
後半のきつい上り坂では、歩いているランナーが多くいました。私がゆっくりペースで走っても、次々と追い抜いくことができます。周りのランナーのペースが落ちてきているのですが、逆に自分は少し余裕がある感じがします。2つの急な坂をなんとか乗り越えてゴールへ向かいます。関門閉鎖時間には余裕がないながらもなんとか通過できています。
木更津港が見えゴールも近くなったときには、沿道の応援の力を借りて最後の力を振り絞ります。
そしてついにゴールの木更津市役所が見えてきます。
ゴール
FINISHゲートをくぐり抜けたのは、スタートから5時間37分余りでした。ネットタイムは5時間16分台です。前半より後半のほうが1分速く、後半のペースが落ちなかったという驚きの結果でした。
今回のレースはスタートからゴールまで混雑状態が続き、まったく自分のペースで走ることができませんでした。再度挑戦できるのであれば、混雑なく自分のペースで走れるように、できればもう少し前に並べればなあと思いました。
それにしても、アクアラインから見た景色は美しくとても感動しました。