高位脛骨骨切り術 -リハビリ、そして退院(その5)
『高位脛骨骨切り術』手術の後、リハビリ病棟でのリハビリと、退院までの経過(その5)です。
今回は、手術後2週目(11日目~14日目)の様子、です。
手術後11日目~12日目(2020年6月上旬)
熱は36.9度。便がやっと普通に戻りました。
リハビリは、筋トレが中心になってきました。
今日からのリハビリメニューです。
①膝と足首の曲げ伸ばしをします。足首の曲げ伸ばしは、歩いたり、走ったりするのに重要なストレッチです。
②両足を伸ばして座り、太ももに力を入れます。踵が少し浮くようになります。
③上向きに寝て、左膝と右足首にウエイトを乗せ、太ももに力を入れて3秒、足を少し上げて5秒我慢します。
④横向きに寝て、上になった足を斜め後ろに上げます。お尻の横の筋トレです。
⑤うつぶせに寝て、両足を少し上げます。お尻の筋トレです。
リハビリの後は、氷のうで膝を冷やします。
氷のうは、看護師さんが用意してくれた包帯で適当に止めていました。足を動かすとずれて何度も結びなおしていましたが、同室の方に、氷のうを包帯で固定する良い方法を教わりました。
①中央に穴をあけた伸縮性のある包帯を準備します。
(おおよそのサイズ:幅17cm×長さ120 cm、穴の長さ8 cm)
②膝の上にタオルを置き、氷のうをのせます。
③包帯の穴を、氷のうのふたの部分に通します。
④包帯を膝の裏で交差して、表側に戻します。
⑤包帯を一度結びます。その結び目を広げ、氷のうのふたの部分に通したら、端を左右に引きます。
⑥ふたの横で硬めに結びます。
これで、氷のうがずれにくくなります。
手術後13日目~14日目
平熱で、体調は良くなってきました。膝の腫れも少しひいて、膝頭の形が見えてきました。手術後14日目に撮ったレントゲンでも、特に問題は無いようでした。
リハビリも順調です。
膝の曲げ伸ばしは、体育座りで足首を持って踵がお尻に近づくように、ゆっくりと膝を曲げていきます。いつも膝の裏が苦しくなると、そこが限界と思ってそれより曲げるのをやめていしました。今日は、理学療法士さんに押してもらうと、踵がお尻に触れるくらい曲げることができました。
少しずつ回復している感じがします。
松葉杖を使ってみると、立ち上がった時の痛みが少なくなっています。
そろそろ車椅子も卒業でしょうか。