高位脛骨骨切り術 -入院と手術と(その10)
膝専門の整形外科病院で、『高位脛骨骨切り術』の手術を受けることを決めました。
入院、手術、リハビリなど、病院での経過(その10)です。
今回は、手術後3日目の様子、です。
手術後3日目
熱は7度台です。
胃の痛みが治まらず、食欲もありません。白米をお粥に変えてもらいましたが、匂いだけで吐きそうになります。
回診では先生から、血栓予防のために足首をよく動かすように言われました。ただ、手術した左足は痛みがあって、まだうまく動かすことができません。
看護師さんから、「シャワーを浴びることができるけどどうしますか?」と聞かれ、微熱があるけどいいのかな?と思いつつ、さっぱりしたら体調も良くなるかもしれないと思い、浴びることにしました。
車椅子で浴室に行き、看護師さんに入り方を教わりました。
脱衣所では、車椅子から椅子に移り、着ているものを脱ぎます。
そして、脱衣所の椅子に座ったまま、浴室に移動します。まず右足を一歩前について、次に腰を浮かして両手で椅子を持ち上げ、椅子ごと体を前に移動します。この間、手術した左足を床につけないように動きます。
その動作を繰り返して浴室の入り口まで行き、浴室の椅子に移ります。
シャワーが終わったら、同じ動きで脱衣所に戻ります。
シャワーを浴びるにも一苦労です。
シャワーの後は、洗濯です。
この病院では病衣の貸し出しがありません。みんな自前の服で、汚れ物は家族に頼むか自分で洗濯します。
洗濯は1回100円、乾燥機は30分で200円かかりますが、どうせ面会もできないし、できることは自分でやろうと思っていました。
病院の洗濯機は柔軟剤を後で投入するタイプなので、投入するタイミングでまた洗濯機まで行く必要があり、ちょっと面倒です。
そのため私が使っていたのは、洗剤と柔軟剤を別々に入れるものではなく、柔軟剤入りのジェルボールです。いちいち量を測らなくてもいいし、洗剤をこぼしてしまう心配もないので、とても便利でした。
また、乾燥機はバスタオルなど厚手のものは30分では完全に乾かないようです。乾かない場合は病室でハンガーに掛けておくこともできますが、手術後はそういうちょっとした手間も避けたくなります。私は乾燥機で乾くように、バスタオルの代わりにフェイスタオル2枚を使っていました。
午後には、理学療法士さんがCPM(持続的関節他動訓練器)という機械を運んできました。手術した足を機械に乗せて、足を曲げ伸ばしします。今日の設定は80度で1時間です。
また、アクセラス(超音波骨折治療器)を使用した治療も始まりました。骨折した骨の形成を促進する機械です。1日1回、20分間行います。24時間毎に行うと効果があるそうです。
今日もいろいろあって忙しい一日でした。
いろいろ動き回ったせいか、夜中に熱が38度まで上がってしまいました。