高位脛骨骨切り術 -入院と手術と(その2)
膝専門の整形外科病院で、『高位脛骨骨切り術』の手術を受けることを決めました。
入院、手術、リハビリなど、病院での経過(その2)です。
今回は、手術前のアレルギー検査について、です。
アレルギー検査(2020年4月)
「高位脛骨骨切り術」は、骨を固定するのに金属プレートを使用します。
アレルギー体質の私は念のため金属アレルギー検査を受けることになり、皮膚科のある病院を紹介されました。
金属アレルギーは、皮膚に薬剤を貼り付ける「パッチテスト検査」をします。
この検査は一週間程度かかり、その間何回か病院に通わなくてはなりません。
初診で、パッチテスト検査の実施日を決めます。
パッチテストの実施日(2回目の受診)に、左右の二の腕の内側にそれぞれ8個、計16個の丸いパッチシートを貼り付けます。パッチシートの上には防水のためのシートを貼ります。
そして、検査した部位がわかるように、16個のパッチシートの横に油性マジックで印と番号を書きます。この印は、判定が終わるまでに消えそうになったら自分で書き直します。
実施日の2日後(3回目の受診)に、パッチシートを剥がして皮膚に変化がないか確認します。判定は、実施日の2日後、3日後(4回目の受診)、1週間後(5回目の受診)に行います。
私が受けた検査の試薬は16品目です。
①塩化アルミニウム②塩化コバルト③塩化第二スズ④塩化第二鉃
⑤塩化白金酸⑥塩化パラジウム⑦塩化マンガン⑧三塩化インジウム
⑨四塩化イリジウム⑩臭化銀⑪重クロム酸カリウム⑫硫酸ニッケル
検査が終わるまでは、なるべく汗をかかないように、濡らさないように、と注意されました。腕のマジック印で半袖は着らないし、この検査は暑い時期にはお勧めできません。
私の場合は、皮膚が赤くなって痒みが出た箇所もありましたが、先生の言うところ「判別がつきません」ということで、結果は③④⑥⑨⑬⑭が擬陽性でした。
歯科でよく使用される金属が擬陽性というのが気になりますが、まあ手術するには問題はないようです。